新しい生活や環境には、嫌な奴が現れます。
まるで、夜中の台所に現れるGのような奴です。
こちらは普通に接してあげているのに、相手ときたら、「横柄な態度」「気持ちの悪い咀嚼音」「臭い」「下品」「人によって態度が違う」数え上げればきりがない(怒)。
あなたには合わない人も当然います。
無理に合わせる必要がありますか?
なければ、気持ちよく避けましょう。
あなたと合う人、尊敬できる有益な人は山ほどいています。
そんな人と同じ時間を過ごしましょう。
だけど、嫌な奴が先輩だったり、仕事のチームにいてたりと、図々しく私の周りをウロツキます。
そんなときはどうするの?
もうお家にカエル・・・って言わないで
対人関係にも使える知っていて損のない考え方
【大局観】という言葉があります。
この【大局観】とは、「物事の全体的な状況や成り行きに対する見方・判断」を意味する言葉です。
今日は、この【大局観】について考えてみたいと思います。
私の考えと、皆さんの考えの違いを考察してみてください。
気持ちに余裕がなくなっていた時に、心のゆとりが生まれる。
全体像が把握できて、自分の立ち位置や次の行動の仕方がわかる。
戦略と戦術に応用できる。
流れ(パターン)を読めるようになり次の展開が予想できる。
ただし、嫌な奴は消えません。
全体像の把握『鳥の目』
「鳥の目」は、広範囲の視野や俯瞰を意味している言葉ですね。
正に【大局観】の一部分を表していると思われます。
自分が辛い立場にある時は、どうしても視野が狭くなってしまいます。
その原因が、年長者や性格の合わない人との合同作業なら気持ちまで下向きになってしまいます。
負けるな!
では、広範囲の視野を手に入れるにはどうすればよいか?
辛い時には、「紙に書く」ことをお勧めします。
客観的になって紙に気持ちや自分が置かれている状況を書くことです。
それらを繰り返していると、ある時紙には余白があることに気付きます。
その余白が、塞ぎがちだった自分の気持ちに自由に与えてくれる思考の広がりの場です。
「ギュウギュウ詰めじゃない」と感じる人もいるかも知れません。
または、「まだ余裕がある」と感じるかも知れません。
あなたの自由です。
先に目玉を入れときました。
それ以外には、やはり、経験の積み重ねです。
私の経験上ですが、今思い返せば年若の頃は斬新なアイデアや行動力がありましたが、視野は狭かったと思います。
強がっていても内面はとても傷つきやすいんです。
さらに、当然経験値が低いので、経験に裏打ちされた考え方はできません。
しかし、反対に年配者は仕事でもご意見番といいましょうか、相談役的な立場になっている事が多いと思います。
過去の経験がいくつもの引き出しになって、色々なことに対処できるのでしょうね。
【大局観】という言葉は、囲碁から生まれたといいます。
「盤面全体を見渡して判断する」という事は、戦国時代の陣幕にいる大将のような視座だと言えます。
神は細部に宿る『虫の目』
では、視野が広ければそれでいいのかといえば、違います。
細やかな視点も欠かせません。
「虫の目」も【大局観】の一部分を表しています。
性格にもよるのでしょうが、「細かいところばかり突く人」もしくは、「細かいことは気にしないおおらかな人」(どちらかといえば大雑把な感じ)、「偏った見方をする人」などがあります。
細かいことをネチネチと言ってくるような嫌な相手には、あなたは大空を飛ぶおおらかな「鳥」の気持ちでいてましょう。
「鳥」の気持ちでいると、相手は餌です。
不味いでしょうが、気持ちは楽です。
反対に、あなたが繊細な方で、相手が大雑把な粗野なタイプの場合にはどうすればよいのでしょうか?
あなたは「虫」の目線で細やかな補佐をしてあげて恩を売っておく、すると、相手はあなたの補佐なしでは何も出来なくなり、あなたに対する扱いが変わってくるかも知れません。
もしくは、雑な相手を笑い飛ばす余裕があることをあなたは気がつくでしょう。
自分の見える範囲や分かる範囲では、細やかな「虫の目」を持つ人が多いと感じます。
どの様な立場でも、自分を知ることは非常に重要です。
孫氏の「敵を知り己を知らば百戦危うからず」ですね。
あなたは、既に『鳥の目』と『虫の目』を持っています。
下を見ず、客観的に物事を判断しましょう。
流れ(パターン)を読み切る『魚の目』
全体を見る「鳥の目」、細やかなことも見逃さない「虫の目」、そして、流れを読む「魚の目」。
こと3つが揃えば【大局観】を説明が揃います。
モノには流れがあります。
時代の流れ、考え方の変遷など、全てのモノは時と共に移ろい変化していきます。
その変わり目や変わり方を見極めるのが、「魚の目」だと言えます。
これには、勉強が必要です。特に、歴史が欠かせません。
今がどれほど、文明やITが発展・進化しても、全ては人が行っていることですから、歴史を見れば同じ事例を発見できます。
正に「歴史は繰り返す」です。
嫌な相手と対峙するあなたはどうするか?
信長のように、「覇者がいつまでもいない」と気付く。
または、あなたと同じ事例を見つけ立場が改善する方法を試す事も出来ます。
絵空事のようですが、何か行動をすることで何かが変わると私は信じています。
ぜひ流れを変えて下さい。
まとめ
【大局観】を構成する三要素を自分の中に持つことで、冷静で事実を基にした判断ができるようになります。
人間関係にも当てはめることが出来るので、この考え方を持っていてほしいです。
合わない人や苦手な人とは、できるだけ離れましょう。
あなたの心の安定が大事です。
だけど、どうしても距離を置くことができないときは、【大局観】を思い出してください。
辛い時は視線が下向きになりますが、あなたは今3つの目を持ったので、今までと違う角度で物事を考えることができ、違って考えたから、以前と違う行動にたどり着きます。
あなたは自由です。
制約するのは、あなたの心だけ!
解き放て!
現在はコロナ禍で、経済も不透明ですが、どんな時も決めるのは自分だと割り切っています。
そして私は、小事に惑わされない、確かな見極め力が欲しい。
他人と違う考え方でもいい、【大局観】を胸に秘め後悔のない一手を打ちたい。
最後にスヌーピーの名言をどうぞ
『僕のことを好きじゃない誰かさんのことで、くよくよする時間はない』
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