あなたには自分のルール、こだわりがありますか?
守るべき考え方・踏むべき手順・目指す目標・欲しい評価これらを手に入れたければ、ミッションステートメントが欠かせません。
反対にミッションステートメントがないと、根無し草のようにふわふわ・グラグラ安定しません。
その場その場の価値判断、日和見主義であなたの行動はコロコロ変わってしまうのです。
そのような人間・企業が評価を受けれるはずもなく、次第にあなた自身もやる気が失せてしまいます。
人や企業には一本の筋・軸が必要なんです。
その役目をミッションステートメントが担います。
誇らしい自分・組織でありたければ、ミッションステートメントを掲げ共有するべきです。
『7つの習慣』【第二の習慣】ミッションステートメントとは
個人と企業(組織)での違い
書き方の例
影響の輪に響かせる
どのような人にミッションステートメントが必要か
ミッションステートメントとは
ミッションステートメントは、個人的な憲法・信条のことと『7つの習慣』【第二の習慣】で紹介されています。
このミッションステートメントを書くことで自分の価値観が明確になり、日々見返すことで自身の方向を示す方位磁石を持つことができます。
「自己宣言」という言葉が本文でも使われています。
私は、憲法とか信条よりもこの表現の方が好きです。
ミッションステートメントの書き方
実はミッションステートメントは、文章でなくてもいいのです。
絵でも写真でもOK、もちろん俳句や短歌でもいいのです。
個人用であればなおさら、抽象的なものでも構いません。
しかし、会社などの集団で用いる際には、抽象的だとイメージが共有しにくいでしょうね。
短期間で書けるとは思わないでください。
あなたの軸となる価値観を明確にした言葉・文章・表現が必要です。
文章で書く時には次の要素を含めること
- 個人的な表現をする。「私」「我々」「当社」など
- 積極的な表現(後ろ向きな実現をしたい人はいないはず)
- 現在進行系(成功や目標へ近づいている)
- イメージできるもの(具体的であれば良い)
- 感情を表したもの「ワクワク」「満ち足りた」「達成時の自分の笑顔」など
個人的には、アファメーションやインカンテーションと同じものだと思っています。
自己宣言
世の多くの人は、自らの価値観とは異なる行動を取ることが多い。
なぜそのようなことになるのでしょうか?
私の解釈では、価値観と理想をごちゃまぜにしているからです。
価値観は、物事の価値の判断基準です。
理想は、考えうる限りの最も素晴らしく望ましい姿のこと。
価値観から導かれる行動と、理想を求める行動では動きが異なります。
例えばあなたが「時間は守る・遅れない」という価値観を持っているとします。
そうすると、決めた時間から逆算して考え「〇〇は何時までに、□□は何時までに」と主体的に考え行動し、必ず時間を守ろうとします。
このように、自分が持つ価値観を中々破ることはありません。
ダイエットや勉強、運動習慣など理想は美しくあなたを導きます。
しかし、なかなか理想通りに行動はできていないのが実情ではないでしょうか?
価値観に沿った自己宣言(ミッションステートメントの表明)が大切なのです。
たとえ価値観(理想)と異なる行動を続けていても、理想とする姿に戻ってこられるように、アンカーとしてミッションステートメントを使うことができます(私的解釈)
チャレンジへの決断で道は開ける!
何のためにミッションステートメントを書くのか
ミッションステートメントを書くことは、自らの価値観を明らかにし、あなたの行動の方向づけを行い、また、困難に立ち向かう足場となります。
そもそも【第二の習慣】は、自己リーダーシップの原則を説いています。
あなたが書くミッションステートメントは、自身を導くコンパスの役目を担います。
価値観に背いた人生は後悔のもとです。
人は変わらざる中心がなければ、変化に耐えることはできない。変化に対応する能力を高める鍵は、自分は誰なのか、何を大切にしているのかを明確に意識することである。
スティーブン・R・コビィー著『7つの習慣』より
どのようなものを自分の中心に据えても、それがあなたの知恵・力・方向性・安定性の基になります。
当記事は、スティーブン・R・コビィー著『7つの習慣』を各習慣ごと・重要部分別に噛み砕いてお伝えしてます。
『7つの習慣』は、累計発行部数が全世界4000万部の大ベストセラーで、日本国内だけでも240万部突破している自己啓発の名著。
また、平均年収974万円の30代以上が推薦する「新社会人に贈りたい本」にも選出されています。
分厚く読み応えのある紙の本から学べば満足感もひとしおですが、オーディオブックならばながら作業でも何度も聞き流すことができるので移動中の時間も無駄にしません。
ミッションステートメントの例(個人・企業)
ミッションステートメントを掲げるとき、個人と会社などの組織とは書き方は帰る必要があるのでしょうか?
私の解釈では、大きくは「変わらない」です。
会社や組織のミッションステートメントを決めるときは、社長や役員等の上層部だけで決めのではなく、全員で決めることが基本ルールです。
それ以外には、「私」という表現が「私達」「当社」「我が部署」などの表現に代わり、また、「社是や経営理念などに近づく表現になる」だけです。
他人が決めたものは、本心から同意できません。
全員参加で決断することが大切なのです。
ミッションステートメントの例
私のミッション(使命)は、誠実に生きて人の役に立つことである。
スティーブン・R・コビィー著『7つの習慣』より
このミッションを達成するために、私は次のことを決心している。
私は豊かな愛を持つ : どういう状況に置かれようとも、個々人のニーズを理解し、その人を愛するように努める。
私は犠牲を惜しまない : このミッションを達成するために、私は、自分の時間、 才能、持っているすべてを捧げる用意がある。
私は人に希望を与える : 人は皆、慈しみ深い神の子供であり、全ての試練は乗り越えられるということを、私は模範となり周りの人々に教える。
私はインパクトを与える : 行動することで、周りの人の生活にインパクトを与える。
私のミッションを達成するにあたって、以下の役割が優先される。
夫 : 妻は私にとって最も大切な人間である。私たちは共に、調和・勤勉・慈しみ合い・節制をもって生活の実を結ぶ。
父親 : 子供がさらに大きな喜びを経験できるように、助ける。
息子・兄弟 : 支えとなり、愛を示す存在となる。
隣人 : すべての人に対して愛をもって接する。
変化をつくり出す人 : 会社の中で、高業績を生み出す媒介の役割を果たす。
学者 : 日々、新しい大切な知識を身につける。
(注 ーを:に変更しています)
この引用文は、役割と目標に留意して書かれています。
さすが、本文で紹介されているだけあって力を感じます。
このミッションステートメントなら、理想と異なる行動を行ったとしても再び理想とする自分に近づく行動に戻ってこれそうです。
役割も明確にしておかないと、足元を見失います。
7つの習慣
この記事は、スティーブン・R・コビィー著『7つの習慣』を参考にしております。
- 累計発行部数が全世界4000万部の大ベストセラーで、日本国内だけでも240万部突破
- 平均年収974万円の30代以上が推薦する「新社会人に贈りたい本」に選出
- 鉄板のビジネス書として、長く親しまれている名著
kou2(筆者)が自己流に噛み砕いて、特に読者の方に知っていただきたいことを抽出してご紹介いたします。
『7つの習慣』では、 依存 → 自立 → 相互依存 への成長にあなたを導きます。
読者は、自らの価値観を明らかにして各段階ごとの成功原則を学びます。
その結果、内面から変化を起こし人格を高めることで、人生の充実を経験する自己変革を成し遂げていくのです。
もし、この記事で『7つの習慣』に興味をお持ちになり、自身との共通点を感じられた方、もっと深く学びたい方はぜひ名著『7つの習慣』を手に取りお読みください。
今まで考えていたこと・悩んでいたことの原因と解決案が書かれています(体験談)
あなたも是非読んでみることをお勧めします。
きっと座右の書に加わることでしょう。
『7つの習慣』では、相互依存の状態を目指しており、そこに至るためにいくつもの原則が紹介されています。
当記事では、【第二の習慣】に記載されているミッションステートメントの重要なエッセンスをご紹介しています。
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ミッションステートメント|書き方の例(個人・企業)まとめ
ミッションステートメントは、あなたの(個人・会社)中心軸です。
すべての人が持つべきものです。
人は、目的を持っていないと、高みに辿り着くことはできません。
そして、はしごの掛け違いも経験してしまいます。
あなたが望む姿を書き出し、日々の生活で目に付きやすい場所に掲示することは、あなたの影響の輪に効果的な作用を及ぼします。
あなたが力を感じるミッションステートメントを書き、自分との約束を守ることで、良い習慣が生まれ人生が拓けると私は信じています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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