あなたの日常を思い返してください。
「まだ期間があるから」と一番重要なことを後回しにしていますよね。
結局、締切間際まで何もせず、慌てて取り掛かかってどうにか仕上げる。
あなたはその繰り返しではないですか?
そして、苦心して出来上がったものは「内容の薄っぺらい歪なモノ」
あなたは、それを自覚しながらも仕方無しに提出して、あなた自信の評価を下げるのです。
おそらく、その時は反省して「次こそ早めに仕上げよう」と誓いながらも、また同じことを繰り返す。
同じシナリオをあなたは何度繰り返しましたか?
あなただけではありません。私も同じです。
しかし、仲間がいるからと言って、同じことを繰り返していれば進化がありません。
そろそろ抜け出しませんか?
自己管理能力を高めるには第二領域を優先することです。
詳しくは後半に出てきますが、この記事は私やあなたの弱点を改善させる基本的な考え方です。
あなたに足りないのは自己管理です。
「わかってる」「自覚はある」そうでしょうね。
しかし、実行するのが難しい。
すでに、【第一の習慣】と【第二の習慣】を学んだので基礎はある!
そうじゃ、【第三の習慣】は物的な《第二の創造》をすること!
忘れておるまいな?
これから学ぶ『7つの習慣』は、できる限り順番に学んだほうが理解が早い!
建築と同じで、基礎が大事じゃ。
しっかりとした基礎を築くことで、柱を建てたときにも安定する。
同じ理屈が学びでも当てはまるぞ!
『7つの習慣』【第三の習慣】《最優先事項を優先する》の要約について
自己管理能力の高め方と時間管理ツールについて
《第二の創造》との関わりと成り立ちについて
効果的なデレゲーションについて
当記事は、スティーブン・R・コビィー著『7つの習慣』を各習慣ごと・重要部分別に噛み砕いてお伝えしてます。
『7つの習慣』は、累計発行部数が全世界4000万部の大ベストセラーで、日本国内だけでも240万部突破している自己啓発の名著。
また、平均年収974万円の30代以上が推薦する「新社会人に贈りたい本」にも選出されています。
分厚く読み応えのある紙の本から学べば満足感もひとしおですが、オーディオブックならばスキマ時間に何度も聞き流せ移動中の時間も無駄にしません。
自己管理とは
そもそも自己管理とはどういう意味でしょうか?
- 健康
- 学業
- スケジュール
- 金銭
- 時間
- ワークライフバランス等々
これらは、自立を目指す私達に不可欠な要素です。
この記事では、『7つの習慣』のメソッドに沿いながら、自己管理能力を高める方法をご紹介していきます。
自己管理の原則
『7つの習慣』本文では、次の2つの質問から始まります。
第一問
スティーブン・R・コビィー著『7つの習慣』より
もし、常日頃から行っていれば、あなたの私生活の質を著しく向上させる活動がひとつあるとするなら、それは何だろうか?
第二問
同じように、あなたの仕事の業績または結果を著しく向上させる活動がひとつあるとするなら、それは何だろうか?
あなたは、この2つの質問にどのように答えるでしょうか?
また、答えられても実際に実行できていますか?
この記事でご紹介する【第三の習慣】《最優先事項を優先する》は、この問いの答えにあなたを導き、改善の決断へと誘います。
締切間際になって慌てなくなりますよ!
やることが多すぎたらどうなる?
やっぱり締切に追われるんじゃないか!
ぷっ・・・、眠れ!
《第二の創造》物的創造で行う自己管理
当ブログで【第二の習慣】を学んでいれば、知的な《第一の創造》・物的な《第二の創造》の要点を学習できているはずです。
【第三の習慣】は、物的な《第二の創造》を行います。
自己リーダーシップを発揮し、理想の姿を思い描いたならば、その理想像に対して効果的な自己マネジメントが必要になります。
我々には、自覚・想像力・良心・自由意志の四つの独特な性質があります。
《自己管理》では自由意志の力が大切になります。
ものすごく簡単に言えば、
「自分で決めた理想・目標を達成するための自己管理を行う」です。
最初からそう言えばいいじゃん!
さらに言えば、
「めんどくさい・嫌だ」という気持ちを目的意識に服従させるんです。
\ 1対1にこだわっています /
第四世代の時間管理ツール
自己管理には、時間管理が欠かせません。
『7つの習慣』では、時間管理の仕方を4つの世代に分けて語られています。
第一世代:「メモ」「チェックリスト」などで整理
第二世代:「カレンダー」「予定を書き入れる手帳」で全体を俯瞰したスケジュール
第三世代:前の2つの世代に「優先付け」「目標設定」の概念を加えたもの
「一日単位の計画表」
第四世代:「人間関係」「役割」「目標達成」に焦点を当てている
「P/PCバランス」を維持する手法
「一週間単位の計画表」
『7つの習慣』では 、第四世代の時間管理ツールを使うことが推奨されています。
あなた自身が成果を生み出す最大の能力です。
チャレンジしてみませんか?
要約|時間管理のマトリックス
自己管理を成し遂げるには、以下に示すステップが必要です。
自己リーダーシップを発揮し、理想・目的を、明確なイメージとして持つ
補助材料として
- 師匠(実際に会える人、もしくは私淑する人)
- モデリング
- 歴史上の人物
- アファメーション
- 各イメージ(絵などの作品)
- 数字や達成時の感情等々
自由意志の力によって、効果的な自己マネジメントの方法・手段を定めて実行する
有言実行(口に出す、出さないは関係なく)が問われる
- 第四世代の時間管理ツール
- 時間管理のマトリックスを理解・活用
前項《第二の創造》が一度で完結すればよいが、日数をかけなければ完成しない事柄も多いだろう。
そのときは、第四世代の時間管理ツールを使い、時間を確保し優先的に処理する必要があります。
手法としては、PDCAサイクルを回すことで抜けがなくなり、また、完成度も上がる。
上の図にある、重要だが緊急でない領域のことを第二領域といい、主体的な自己管理の中心となる部分です。
\ 転職保証だって?すごくない! /
デレゲーション
私達が目標を達成するには二つしか方法はない。
スティーブン・R・コビィー著『7つの習慣』より
時間を投入して自分で実行するか、ほかの人に任せるかのどちらかである。
ほかの人に仕事を任せることをデレゲーションという。
自分で時間を投入する場合は「能率」を考え、人に任せる場合は「効果」を考えるべきである。
能率と効果の違いをキチンと把握していますか?
ちょっとお浚い(おさらい)です。
能率と効果の違い
能率:一定に時間内に行うことができる物事の量
効果:ある働きかけによって現れる、望ましい結果。ききめ
能率は、自己管理ですね。
効果は、「テコの原理」です。
力の入れ方、入れどころに拠って結果が変わってきます。
【第三の習慣】は《自己管理の原則》なのに、なぜ、他の人を使うデレゲーションが関係あるんだ?
コビィー博士が間違えたのかな?
私も、最初は(何年も)腑に落ちなかった。
しかし、経営者となった今では必要な考え方だと理解しています。
これは、個人の(経営にも活かせる)マネジメントスキルなんです。
デレゲーションの主観的補足
これ以降、しばらくkouの主観が入ります。
不要な方は読み飛ばしてください。
当ブログの【第二の習慣】リーダーシップとマネジメントを含め、過去記事をもう一度読み返して補完していただきたいのですが、全体を俯瞰して考えるとよくわかります。
『7つの習慣』は分厚い本ですが、全てが密接に繋がっています。
私の感覚では、まるで大きな川の流れに身を任すような気分です。
あなたは、自分の立場と役割、身につけたい能力、目指す地位・将来像などを勘案しながら当記事を読み進めてください。
1,【第一の習慣】で、自己責任の原則を学びました。
2,【第二の習慣】では、自己リーダシップの原則を学びました。
3,この記事の【第三の習慣】では、自己管理の原則です。
ということは、読み替えてみると以下のようになります。
1,「すべての人は、人のせいにしてはイケない。自己責任で決断・行動しなさい」
2,「あなたの中心をしっかりと据え、自分の決断に方向性を与えなさい」
3,「自分で実際にやることと、他者の助けを組み込んで物事を動かすこと」
このように私は解釈しています。
コメントであなたの解釈も教えて下さい。
自分一人という「点」が、デレゲーションによって「線や面」になる。
横にも広がり、高さも出てカバー率が大幅アップ!
土木工事風に言えば、スコップで作業するよりブルドーザーなどの排土板での作業ですね(余計わかりにくいかな)
デレゲーションの種類
デレゲーションには二つの種類があります。
その時時に拠って使い分けるもよし、高度な方だけを使い効果を上げることもできます。
手段を管理する
『7つの習慣』本文では、「使い走りのデレゲーション」と書かれています。
これは、手段を含め細かく自分で管理することです。
「自分の手や足の代わりに、相手の手足を使う」ことになります。
このデレゲーションでは、あなたに自己満足をもたらします。
全てに対して口を出し、自分の代わりに相手の体を使って事を成す。
あなたは、大きな声で事細かく指示を出し、やった感を満喫できます。
あなたが操縦するラジコン、ドローン、UFOキャッチャーみたいなものです。
そんなに大きな成果は見込めません。
一対一の管理なので、「テコの原理」があまり働きません。
手段も任せる
『7つの習慣』本文では、 「完全なデレゲーション」と書かれています。
これは、手段は相手に任せあなたは成果に集中できます。
そのために、あなたは五つの条件を提示しなければイケません。
[望む結果]
結果の明確な相互理解が必要。
ボタンのかけ違いが起こらないようにする。
[ガイドライン]
相手の自由度を残しながら、守らなければならないルールを決める。
自分の知り得る情報は渡すが、手段の選択は相手に任せること。
[使える資源]
相手が使える資源の種類・範囲を示す。
[責任に対する報告]
いつ誰に報告し評価を受けるか、その時の評価基準はなにか。
[履行(不履行)の結果]
結果の評価に拠って、どのような賞罰があるのか。
過去の賞罰と整合が取り、不平不満が出ないようにする。
信用は人間にとって究極の動機づけである。
スティーブン・R・コビィー著『7つの習慣』より
それは人の最善の姿を引き出すものである。
\ 7つの習慣が家庭や会社でも学べます /
さすが中田さん、わかりやすいですね
7つの習慣
この記事は、スティーブン・R・コビィー著『7つの習慣』を参考にしております。
- 累計発行部数が全世界4000万部の大ベストセラーで、日本国内だけでも240万部突破
- 平均年収974万円の30代以上が推薦する「新社会人に贈りたい本」に選出
- 鉄板のビジネス書として、長く親しまれている名著
kou2(筆者)が自己流に噛み砕いて、特に読者の方に知っていただきたいことを抽出してご紹介いたします。
『7つの習慣』では、 依存 → 自立 → 相互依存 への成長にあなたを導きます。
読者は、自らの価値観を明らかにして各段階ごとの成功原則を学びます。
その結果、内面から変化を起こし人格を高めることで、人生の充実を経験する自己変革を成し遂げていくのです。
もし、この記事で『7つの習慣』に興味をお持ちになり、自身との共通点を感じられた方、もっと深く学びたい方はぜひ名著『7つの習慣』を手に取りお読みください。
今まで考えていたこと・悩んでいたことの原因と解決案が書かれています(体験談)
あなたも是非読んでみることをお勧めします。
きっと座右の書に加わることでしょう。
『7つの習慣』では、相互依存の状態を目指しており、そこに至るためにいくつもの原則が紹介されています。
当記事では、【第三の習慣】に記載されている重要なエッセンスをご紹介しています。
\ 7つの習慣を家族や会社で遊びながら学べます /
自己管理の原則まとめ
自己管理は、自分との戦いです。
これが手強い、私なんかどれだけ負け越しているのか……。
自己管理に不可欠な要素が、時間管理です。
これは、時間に縛られるのではなく、あなたが計画に合うように時間を決め管理するのです。
タイムプレッシャーという手法があります。
短時間で集中力を高め、成果につながる管理の仕方です。
ぜひお試しください。
この記事の初順に載せた質問を覚えていますか?
再掲します。
第一問
スティーブン・R・コビィー著『7つの習慣』より
もし、常日頃から行っていれば、あなたの私生活の質を著しく向上させる活動がひとつあるとするなら、それは何だろうか?
第二問
同じように、あなたの仕事の業績または結果を著しく向上させる活動がひとつあるとするなら、それは何だろうか?
この質問に答えられるようになりましたか?
または、答えが変わったでしょうか?
自己管理の原則は、頭でわかっていても完全に実行できません(私は)
しかし、年令に関係なく、あなたの体外的な評価も高める価値の大きい原則なので、体得できるように努めましょう。
いまは、本業だけをいくらキチンとこなしていても不安定な時代です。
当ブログでは、副業を推奨しています。
私も経営者の立場にありますが、副業はすべきと考えています。
本業以外の知見を持てば仕事の幅が広がるし、あなた自身も金銭的な余裕が出ます。
この余裕(ゆとり)ってとても大事なんです。
同じ仕事をやっていても、考え方の角度も変わり幅も広がります。
本業にとってプラスしか感じません(やりすぎてヘトヘトになると困るが……)
私は、当記事で紹介している第二領域の考え方にピッタリと当てはまると感じています。
あなたも副業を初めて収入を増やしてゆとりを手にませんか?
主体的な行動を取らなければ、成果は望めません。
『7つの習慣』は成功哲学です。
学びを行動に転換してよりよい人生を歩みましょう。
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