日々の仕事や生活の中で、社会の変化(潮の変わり目)に遭遇することは珍しいことではありません。
私たちは、その潮目の対応として新しい習慣を身に付ける必要があります。
「今までこうだった」「ずっと前からこうしてた」
そんな言葉は、目の前の新生活の前では何の役にも立ちません。
変わることはしんどいですね。
私も嫌です。
だけど、「水は方円の器に随う」という諺があるように、あなたも水のように柔軟な対応をしなければ、生きづらくなるだけです。
私と一緒に新しい習慣を身に付け、少しでも早く人生を楽しみましょう。
習慣の構成要素
習慣化のコツ
挫折を防ぐコツ
何日で習慣化するのか
トリガーを手に入れる
当記事は、スティーブン・R・コビィー著『7つの習慣』を各習慣ごと・重要部分別に噛み砕いてお伝えしてます。
『7つの習慣』は、累計発行部数が全世界4000万部の大ベストセラーで、日本国内だけでも240万部突破している自己啓発の名著。
また、平均年収974万円の30代以上が推薦する「新社会人に贈りたい本」にも選出されています。
分厚く読み応えのある紙の本から学べば満足感もひとしおですが、オーディオブックならば片手間に何度も聞き流すことができ、移動中の時間も無駄にしません。
『7つの習慣』 三つの要素
習慣の構成要素を考えてみましょう。
世界的大ベストセラー「7つの習慣」著者スティーブン・R・コビィーによると、
習慣は、知識とスキルとやる気の三つの要素からできているとあります。
子どもの寝かしつけに!絵本読み聞かせアプリみいみ知識は、「何をするか」または「なぜそれをするか」という二つの質問に答えてくれる。
「7つの習慣」より引用
スキルは「どうやってするか」を示すものである。
やる気は動機であり「それを実行したい」という気持ちである。
生活の中で習慣を確立するためには、この三つの要素がどれも必要である。
知識
知識は、解決策を考える基になります。
どんな習慣を身に付ければ良いのかが、鮮明になっていないと間違った方向へと進んでしまいます。
(例)常に間食ばかりしている人が、どれだけ「痩せたい」と願っても痩せることはありません。
ダイエットの知識を身に着け、間食をやめることを学ばなければイケません。
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スキル
スキルは、どうやってやるかの方法や手段を決めることに繋がります。
どのような方法・戦略で新しい習慣を確実に身に付けるのか、これも間違えてしまうと欲しい結果には届きません。
(例)間食をやめないとイケないことはわかっても、食欲はなかなか我慢できません。
やる気
知識と方法を知っても、強い気持ちが入らなければ何事も成就しません。
やる気はエンジンです。
(例)食欲がどうしても収まらず間食したくなるが、「痩せたい」という強い願望が勝ち、何も口にせずウォーキングに出かけた。
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習慣化の日数
習慣にするには、一体どれほどの日数が必要なのでしょうか?
習慣になるってことは、「やらないと気持ちが悪い」ということです。
例えば、『歯磨きをしないと気持ちが悪い』『寝る前のルーティン』『パートナーの左側』など、その人なりの習慣は幾つももっていると思います。
習慣は21日で身に付く説
これは、NLPの創始者であるリチャード・バンドラーが説いたことです。
私も聞いたことがありますし、本でもそのように書かれていた記憶があります。
もちろん科学的な根拠があって発表したことでしょうが、どうやら誤りであるようです。
習慣は66日かかる説
私が調べた結果では、今はこちらが主流のようです。
66日が、長いと感じるか、それとも早いと感じるかは、きっとあなたのやる気次第です。
どうぞ、燃えてください。
激しく燃えて欲しい結果を手にしてください。
挫折を防ぐ習慣化のコツ
習慣化を目指していても、闇雲に始めては挫折を味わい失敗します。
簡易な習慣であれば、当然難しくありません。
しかし、人生を変える要因になるような大きな習慣を始めるのであれば、PDCAなどの計画を立てて取り組みましょう。
挫折を防ぐ
挫折を未然に防ぐにはどうすればよいのでしょうか?
これは、「やめないこと」に尽きます。
しかし、それだけで終われば身も蓋もありません。
確かに、途中でやめる理由は山ほど浮かびます。
「タイミングが悪かった」「次期尚早」「他にやらなければイケないことができた」
だけど、負けないでください。
たとえ、途中で嫌になったり、続けるのがしんどく・疲れたりしても、また再び続けてください。
成果を手にするのは、あなたです。
あなたが手にした成功は、周りの友人や家族にも恩恵は広がります。
他の有効な方法として、下記のようなことが挙げられます。
- 仲間を持つ
- 師匠につき、守破離へのチャレンジ
- 振り返る時間を持つ
- 褒めてもらうなど
これ以降は、著者が読書の過程で見つけたメソッドをご紹介していきます。
単独で試しても効果はありますが、、複数を掛け合わせることでより効果が期待できます。
守破離とは
【守】師の型を守ること、教えられた通りにすること。
【破】師の型を基本に自分に合った型に発展させること。
【離】師の型から離れ、自分の型へ昇華させること。
己に克つ
『克己心』(こっきしん)という言葉があります。
意味は、「自分の邪念や欲望を制し、自分に自身に打ち克つ心」のことです。
これがないと、甘えた状態になり続きません。
一番の敵は自分の甘えです。
分かってる、だけど出来ない。
明日からするつもり。
やるけど、今は忙しい。
一度や二度、克己心に目覚めてもすぐ元のあなたに戻ります。
習慣化により継続することが大切です。
この克己心を手に入れるには、どうすればよいか。
- 目標を小分けする
- 動機を明確にして感情を使う
- 時間を決める
- 達成した時を想像する
一つずつ見ていきましょう。
目標を小分けする
大きいことをしたいけど、それに挑戦する過程で諦めたり、飽きたりしてしまいます。
皆さんも経験がお有りではないでしょうか?
『象を食べるにはどうする?』という問いがあります。
答えは、「一口ずつ」です。
これと同じで、取り組みたいことを小分けして、扱いやすい一口サイズにして取り組みましょう。
すると、じわじわですが進みます。
「千里の道も一歩から」と同じ意味合いですね。
距離にしろ、目標達成にしろ小さいロットに分けることで、気持ちと技術面で克服しやすくなります。
そして、気がつくと結構進んだことがわかり、気持ちよく続けられます。
動機を明確にして痛みの感情を使う
理想の状態と現状の自分を比べた時、その差が大きければ大きいほど「悔しさ」[不甲斐なさ]を感じます。
この感情を「痛み」と捉え、新しいことに取り組むエネルギへと転換します。
「なぜ変わりたいのか」という動機を明確にすることで、心に火をつけます。
今のままの自分 vs 新しい自分
当然、新しい自分に出会いたいですよね。
過去の自分を続けるのか、別れを告げるか、その理由を考えてみましょう。
例えば、「太っている自分」 vs 「有酸素運動を続けて痩せた自分」
太っていると、鏡の前に立ちたくない、人に合うのが嫌など様々な悪感情をいだきます。
では、その状態を脱することを決断して、ジョギングを初めて痩せるとどうなるでしょうか?
きっと自分が誇らしくなり、鏡の前に立つ回数が増えたり、新しい服を買って、沢山のコミュニケーションに参加するのではないでしょうか?
筋トレが続かない人も同じです、「ビール腹」 vs 「割れた腹筋」
どちらを選びますか?
筋トレが辛い時は、鏡の前に立ち、自分の腹を取り組み前の相撲取りのように叩いてみましょう。
「ビール腹」と「筋トレで割れた腹筋」どちらが欲しいですか?
明白ですよね。
時間を決める
やることの重要性は理解していても、辛いこと、しんどい事を長時間やりたくありません。
そんな時は、初めから「時間を区切る」「短時間」など、小分けの方法で時間を味方につけましょう。
先程のゾウの記事は「課題の小分け」
この記事は「時間の小分け」です。
「30分やらないといけない」と「3分だけやればいい」では、気持ちが全然違います。
慣れるまでは、短時間で集中する。
慣れたり、変化に満足できれば時間を伸ばす。
時間を意識(タイムプレッシャー)することで、脳も活性することがいくつもの本で紹介されています。
是非、ゲーム感覚で取り組んで下さい。
達成した時を想像する
大好きな妄想の時間です。
継続して変化した自分を想像して下さい。
この変化は、頑張った自分に対するご褒美です。
カッコイイですか?
賢そうですか?
動きが機敏でしょうか?
胸を張り、自信に満ち溢れた顔をしていますか?
あなたが手に入れた変化はどの様な姿ですか?
目的を明確にすることで、そこへの到達方法も明確になります。
例えば、『痩せたい』なら、「食べる量を減らす」か「運動量を増やす」のどちらかです。
痩せた自分を想像して、方法を決めましょう。
鏡の前に立つ自分を想像してください。
解決策はここにあります。
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実践者
古今東西、克己心を持って継続し成功を遂げた人たちは多くいます。
その様な人たちの言葉をご紹介します。
先ずは、イチローの言葉です。
『小さなことを積み重ねるのが、とんでもないところに行くただ一つの道』
カッコイイですね!
僕もこの頭巾を脱げばイケメンです。
次は、江戸時代に遡って、二宮尊徳(金次郎)です。
『積小為大』
意味は、「大きなものにするには、小を積み重ねること」です。
これも、コツコツとした努力の積み重ねを説いています。
偉業を達成した人は「継続」した人です。
では、私達が新しい習慣を身に付けるには、どのような順序で行えば良いのでしょうか?
また、習慣化を助ける方法などをご紹介します。
行動ステップ
どのような新しい習慣を身に付けたいのか明確にする。
紙に書き出す。
新しい習慣を身につけるためには、何が必要なのか、自分に足りないのは何かを知る。
知識を基に効率の良い方法や手段を、全体像と照らし合わせて選択する。
やる気がなければ、何も始まりません。
どんな障害があってもやり遂げる決断をする。
決断は、「決めて断ち切る」と書きます。
他のオプションは考えない。
そういうことです
良いことを言うときにだけ、覆面をとって素顔で語る。
習慣化へのトリガー
トリガーとは、本来は銃の引き金のことです。
しかし、ここでは「キッカケ」の意味で言葉を使います。
では、習慣化のトリガーとはどういうことでしょうか?
先程のダイエットのために間食をやめる例では、『食べたい気持ち』が湧いたらトリガーとします。
自分でトリガーを確認すれば、
- 冷たい水を飲む
- アーモンドなどのナッツ類を食べる
- 歩く
- 鏡の前で裸になるなど
『食べたい気持ち』を和らげる・紛らわせる努力をするのです。
それを繰り返すことで、習慣化します。
習慣は繰り返して身に付けるものです。
あなたが、求める習慣や置かれている環境にあったトリガーを選択してください。
トリガーを見たら(感じたら)習慣化への行動を行う。
自分と交渉してはイケません。
やって新しい自分を手に入れるのです。
トリガーは、複数あってもいいですし、好きな人の写真でもOK!
自分を奮い立たせるモノ、感情の痛みを伴うモノなど、何でもOK!
\ 我が家宝 /
7つの習慣
この記事は、スティーブン・R・コビィー著『7つの習慣』を参考にしております。
- 累計発行部数が全世界4000万部の大ベストセラーで、日本国内だけでも240万部突破
- 平均年収974万円の30代以上が推薦する「新社会人に贈りたい本」に選出
- 鉄板のビジネス書として、長く親しまれている名著
kou2(筆者)が自己流に噛み砕いて、特に読者の方に知っていただきたいことを抽出してご紹介いたします。
『7つの習慣』では、 依存 → 自立 → 相互依存 への成長にあなたを導きます。
読者は、自らの価値観を明らかにして各段階ごとの成功原則を学びます。
その結果、内面から変化を起こし人格を高めることで、人生の充実を経験する自己変革を成し遂げていくのです。
もし、この記事で『7つの習慣』に興味をお持ちになり、自身との共通点を感じられた方、もっと深く学びたい方はぜひ名著『7つの習慣』を手に取りお読みください。
今まで考えていたこと・悩んでいたことの原因と解決案が書かれています(体験談)
あなたも是非読んでみることをお勧めします。
きっと座右の書に加わることでしょう。
『7つの習慣』では、相互依存の状態を目指しており、そこに至るためにいくつもの原則が紹介されています。
当記事では、『7つの習慣』を貫く習慣について重要なエッセンスをご紹介しています。
\ 我が家宝、私は2冊持ってます /
習慣化のコツまとめ
意志の力には、限界があると言われています。
スティーブ・ジョブズやオバマ元大統領なども、【意志の力】を本業以外ではなるべく使わない工夫を取り入れていたようです。
世界的な人物と一般人は比べられませんが、私達もその工夫を取り入れましょう。
【意志の力】を補うもの、それが習慣です。習慣を味方につけましょう!
新しい潮目を感じるごとに、新しい習慣を手に入れていきます。
事前に予見して、習慣を身につけておくことは難しく感じます(私だけ?)。
しかし、【意志の力】とやる気の心力でどのような時も、自分を作り変えることは可能だと信じています。
昨今のコロナ禍もそうですが、先のことは不透明です。
これから幾度となく潮目が変わっても、見通しが悪くても、どんな状況でも負けない。
何より自分に負けないことが、新しい習慣を身に付けよりよい人生を歩む唯一の道だと感じます。
(これ消すかも)
最後までお読み頂きありがとうございました。
\ いつでも学べます /
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